トップページへ

第1号「子どもたちのわくわくにどう答えましょうか。」

○○小学校□年生のみなさん,『進級おめでとう』・・・担任の自己紹介・・・保護者の皆様,どうぞよろしくお願いいたします。 ・・・楽しく有意義な時間を過ごし,思い出をたくさん作り,ぐんぐん成長してください。

さあ,今日から,新しい学年, 新しいクラス, 新しい教室, 新しい机といす, 新しい教科書,そして, 新しい先生と 新しい友達, 新しい気持ちでスタートしましょう。

クラス名簿の表をはります。わたしは、出席番号を50音順でなく、くじで決めていました。公簿は50音順で、特に支障はありませんでした。

高学年では、次の詩をよく紹介しました。

     私はひとりだけ      

  私はひとりだけ         

  でも,たしかなひとり      

  何でもできるわけではないけれど 

  私にできることはある。     

  できることは,ことわらない。  

学年通信と重複しないようにして,期待の持てる第1号にしましょう。

 「ちょっと一言」のプリントの書き方の紹介と全員に学年,学級,への抱負,先生への期待や希望,今日の感想,気づきを書いてもらう。

" "

第2号「子どもたちのわくわくをどう伝えましょうか。」

始業式,就任式,担任発表,クラス替えの「ちょっと一言」から子どもたちの様々な思いをかくこと、そして、担任としての思いをかくことが、大切です。 早速,詩を書いてくれた子,散文ではあるが、詩に書き換えられる文など,私のコメントとともに、書くのです。

「みんな,ほんとにドキドキだったんだね。「□年生への期待の大きいことが、よく分かりました。先生も頑張りますから,みんなも一緒にがんばろう!」「どの子の文も□年生になった喜びが,あふれています。 特に△さんの“先生はだれでもよかった。”がいいなあ〜。みんなは,担任を選ぶことはできません。先生でよかったという子もいれば,○○先生がよかったという子もいたことでしょう。□年生が終わるときに, このクラスでよかったと思えるようなそんなクラスになるようにみんなで,していきましょう。」

  新しい友達           

    できたできたと       

        ゆめみてる     

                  

5・7・5で書いてきた子もいました。

第3号「離任式では、たくさんの先生方の思いがあります。」

去られた先生方のコメントの要約に続き,・・・別れというのは、さびしいものです。つながりが,深ければ深いほど素晴らしい別れのドラマとなります。先生もみんなと感動できるような別れのドラマを作りたいと思います。それまでの一日一日を大切にしたいと思います。別れの時は、必ず来るのですから。

第4号「学級の目標,シンボル,モットー」決まる。

始業式の日,宿題を一つ出します。。「学級の目標とシンボルを考えてくる。」です。「ちょっと一言」に書いて来てもらいます。2日目は,担任の司会,学級会で決めますが, 絶対に守ってきたことがあります。それは、担任の思いは、絶対に入れないということです。担任は、司会に徹します。 学級目標は、多くても四つに、シンボルは、考えてきた中から理由を聞きながら徐々に絞り,二つにします。二日目の宿題は、クラスを二つに分け,ディベートの準備をすることです。ディベートで決める意味を教え自分の思いとは関係なく2分します。 モットーは,学級目標やシンボルにあったものがいいことを伝え,決めていきます。モットーは,みんなでときどき叫びます。だれかが,「〇年〇組はっ!」というと,「〇〇〇〇,〇〇〇〇!」とみんなで叫ぶのです。元気を出したいとき,応援したいとき,頑張るときなどで使います。

「とても良い目標,シンボル,モットー,を決めてくれましたね。これらが、単なる言葉ではなく,〇年〇組そのものを表しているくらいに自分たちのものとしていきましょう。『進んでする子』は,みんなにとって大事なことだと思うので,付け加えました。いいですか。』『みんなが考えてきた目標をまとめたり,分けたり,話し合いながら作っていきましたが,どれもよい目標となりました。これ以上の目標はありません。なぜなら,みんなで考えたものだからです。 時間割表とコメント

第5号「100マス計算」始まる。「シンボルマーク」決まる。

どの学年を受け持っても,必ず「100マス計算」に取り組みます。「100マス九九」は,毎日します。そのよさと取り組みについては、『「100マス計算」のページ』をご覧ください。

この頃,子どもたちの感じていることです。「いそがしい,今日はとってもいそがしい。ああ、いそがしい。いそがしい。」けなげに頑張るこどもたちに感謝です。子どもたちに,余計なことを考えさせません。『初めよければ,半ば成功。(終わりよければ,すべて善し)』です。そして、『継続は,力なり』です。

シンボルマークも全員が考えて実際に描いてくる宿題です。もちろん,みんなで決めます。決まったら,学級通信のタイトルになります。

第6号「係活動・当番活動」始まる。

係活動・当番活動は,高学年の委員会活動と同じで,学級にとって必要な奉仕活動と位置付けます。ですから,みんなの必要に応じて,みんなで決めることが大切です。そして,大いに喜び,大いに楽しみ,みんなの役に立っているという達成感を感じられることが大切です。もし,先生の下請けのような気持ちやいやいや不承不承にするなら,すぐに解任し,その子が喜んで働けるものを探すことが大切です。難しいことですが,教師が応援することで,必ず,できます。

とは言え,子どもたちに自由気ままにさせては、いけません。教師が率先して働いたり,いっしょに活動することです。掃除や給食の準備,実行,片付けの方法をしっかりと教え,短時間ですませるように指導し、余った時間を有効に使うなら,子どもたちに受け入れられ,時間の大切さにも気づかせられるでしょう。

第7号「日直の仕事」「朝の言葉」について

日直の仕事も係活動・当番活動は,高学年の委員会活動と同じで,学級にとって必要な奉仕活動と位置付けます。ですから,みんなの必要に応じて,みんなで決めることが大切です。具体的な仕事は、できるだけ係活動に回して,リーダー的な仕事をできるようにしました。

朝の会,帰りの会の司会は,最重要です。学校での一日の始まりと終わりですから。(初めよければ半ば成功,終わりよければすべて善し)ですから。

朝の会の締めくくりに朝の言葉をみんなで、唱和します。

                         

    誠実な人間になろう            

      誠実な人とは             

        うそやごまかしのない       

     人から信頼される人のことです      

                         

私が担任した学級では、初期のころ以外のすべての学級で行ってきました。私自身、そんな人になりたいと思ってきました。

帰りの会では,まだ描けていない子のために「ちょっと一言」を書く時間を 必ずとるようにします。

第8号「背の順を決める」「初めての体育」

背の順は,1分で決めましょう。初めての体育では,集団行動を身に着けさせます。これからの一年間,子どもたちを動かす場面で大いに役立つでしょう。

指示は、ジェスチャー,ホイッスル,声の順に優れていると思います。ですから,ハンドサインを多用します。子どもたちの集中力を高めます。タンバリンやハト笛を使うのもお勧めです。

先生方がよく間違って使っている号令に「前にならえ」があります。何が間違っているのかわからない先生が大半ではないでしょうか。正しくは,「前へならえ」です。理屈を言いますと、「前に」は,前の人にで、「前へ」は,前方にという意味だからです。当然,「前に進め」ではなく「前へ進め」です。先生が間違って使っているので、子どもたちも間違って使っています。子どもたちに正しいことを教えたいものです。このような例は、結構あります。

「前へならえ」についてもう少し言うと号令をかけて,きちんと並ぶまで長い時間待つ先生がいますが,数名の注意不足な子のために時間を使うのは、効果的ではありませんし,間違っているといえるでしょう。号令の後,2,3秒で「なおれ」をいれましょう。きれいに整列できていなくても,「もう一度、前へならえ」と、少し語気を強めていけば,短時間で整列できるでしょう。

第9号「ノートの使い方」」について

授業の良し悪し,子どもたちの集中は,子どもたちのノートが、教えてくれます。反対に,つたない授業であっても,しっかりノートを書ける子に育てておけば子どもたちの集中は,持続します。子どもたちと教師がいわゆる持ちつ持たれつの関係になります。私は,随分,子どもたちに助けられたものです。

ノート指導について

 1.ノートは,何度も振り返り,見直すもの。だから,ていねいに,見やすく。色鉛筆歓迎,空白歓迎,付け足し歓迎。 

  2.ノートは,自作の参考書。

 3.板書は,計画的に,ノートを意識して,空白に子どもたちが,付け加えられるように。

  4.基本的な型,書き方は指導する。

  5.ノートは,自分の考え,思い,驚き,振り返りがたっぷりと書かれるもの。

  6.ありえないが,「板書がなくてもノートを書ける」が理想。

 7.模範ノートは,コピーしたり, 書画カメラで見せたり,通信に載せたりして知らせる。

 8.全員が,模範ノートを経験する。もちろん達成祝いだ!

第10号「学校での子どもたちの様子を伝えること」について

「ちょっと一言」は,学校,学級の様子を伝えるのに役立ちます。適切な担任のコメントも,とても大切です。「 ちょっと一言」を縮小コピーして通信に貼ることもよくします。

季節の変化や行事の様子,学習や活動の様子とともに子どもたちの成長の様子を伝えます。

第11号「学習の内容やポイント」「交換授業」について

子どもとともに学習したいと思っている保護者の方々は,結構多いです。今,学んでいる内容やポイントを伝えることは,子どもたちのためにも意義深いことと言えるでしょう。

同じ学年の先生どうしで時間数を合わせて,教科を交換して教えます。尻込みをする先生が多いですが,やってみると,その利点の多いことにびっくりします。

 @ 学年のすべての子どもたちと関わるので,学年を中心とした運営をし,学年の先生のチーム力が高まる。

 A とうぜん,学級王国に陥らない。

 B 専科となるので,教材研究をしっかりでき,十分に準備ができるので,より良い授業をすることができる。

 C 教える教科につての理解がふかまり、教師としてのスキルアップができる。

 D 子どもたち一人ひとりについて、多くの目で見守ることができ,子ども理解につながります。

 E 評価を一つの標準でするので、学級間の差がない。

 F 忙しい日本の教師にとって、心と時間の余裕をもたらしてくれる。

欠点もあります。しかし,みんなが、やって良かったと言ってくれていて,退職まで途切れることはありませんでした。

 @ 得意な教科を担当できず,苦手な教科を担当することもある。

 A 時間割変更をする場面が多くなるので,毎週,週時間割を作成する必要があり,だれかが,担当する必要がある。

第12 号「詩や作文」の指導について

「ちょっと一言」に子どもたちは,詩や作文につながる言葉,文章,題材がたくさん寄せられます。これを逃す手はありません。詩や作文の指導を通信の中で行えます。目標は,月に一度の詩集・文集の発行です。

第13号「歌声のある学級」をめざす

音楽の先生に『いい声』『いい顔』『いい気分』という言葉を教えていただいて「歌声のある学級」をめざしてきました。合唱は,教室を一つにしてくれます。つくづく学校には素晴らしいことがあふれていると感じます。帰りの会で、みんなが決めた歌を今月の歌として歌います。歌が終わると「さようなら」いい気分です。また明日。明日の準備に力が湧いてきます。

第14号「レクリエーション活動」で活気のある学級に

「レクリエーション活動」といえば,『ダンス・ソング・ゲーム』とくにゲームが好きです。短い時間で出来るゲームをいくつかできると学級に活気とうるおいをもたらしてくれます。

第9号「達成祝い」について

学級でうれしいこと、がんばって、目標に到達したときなど,些細なことでもみんなで喜ぶための「達成祝い」をよくしました。例えば,100マス九九で全員3分以内達成!とか読書貯金10000ページ達成!とか、○○大会優勝!とか,給食準備5分以内完了!とか漢字5問テスト全員満点!とか簡単なのは,ペットボトルロケットの打ち上げから1時間がかりでイベントをしたり,クッキーを作ったり焼き芋など作ってパーティーを開いたりして祝いました。 しっかりと準備ができていなければ,行いません。プログラムや賞状,心の準備もできたので.することができました。

第16号「学力の骨は、漢字力」

学力の中心は言語力です。言語力ぬきには知力も思考力も理解力も育ちません。その言語力を育てる要素のひとつに単語力があります。言葉の獲得が大切なのです。その元は漢字力だと思っています。さらに漢字の学習には,学習力の多くの要素をもっているので,漢字力を高めることは,学習能力を高めることにもなるのです。SUKOA教育の「すなおに,こつこつ,あきらめない。」を必要とする学習でもあります。漢字をこつこつ学習できる子に育てたいものです。

第17号「畑・水田からの学び」について

植物の成長から多くを学ぶことができます。理科学習はもちろん作業を通しても多くを学びます。収穫や作物を使った料理作りも楽しいものです。子どもたちと学年園の年間計画をたて,1年を通じて学ぶための準備は,4月中にしておきましょう。

5月の学級通信

学級通信のページへ

トップページへ